本日、有馬玄選手がドイツへ向けて日本を出発しました。
まだ中学生。
日本では当たり前に過ごしていた日常を離れ、言葉も文化も違う環境へ飛び込む挑戦です。
彼との出会いは去年のチャレンジツアーのオンラインでの親子面接でした。
その場で彼は「家族の時間やお金が僕にたくさんかかってる。だから世界で活躍する選手になって恩返しがしたい。だから今回ドイツに行きたい。」と力強く語りました。
その彼が今、こうしてドイツのアカデミーで挑戦しようとしている。
とても感慨深い気持ちになります。
正直に言えば、簡単な道ではありません。
うまくいかないことの方が多いと思います。
思い通りにプレーできない日もある。
言葉が通じず悔しい思いをすることもある。
それでも彼は、そのすべてを受け入れて前に進む決断をしました。
なぜか。
それは、
「もっと上手くなりたい」
「もっと高いレベルで挑戦したい」
その想いが本物だからです。
ドイツハンドボールチャレンジツアーは、ただ海外に行くためのイベントではありません。
世界基準を知り、自分の現在地を知り、そして「次の挑戦」を選ぶきっかけをつくるプロジェクトです。
有馬選手もその一人でした。
最初から特別だったわけではありません。
悔しさも、葛藤も、迷いもあった中で、それでも一歩ずつ前に進んできた結果が、今回のドイツ挑戦に繋がっています。
日本では、「そのカテゴリーで勝つこと」が評価されがちです。
でもドイツでは違います。
評価されるのは、
「将来どこまで伸びるか」
「どれだけ挑戦しているか」
有馬選手は今回、その環境に自ら飛び込みます。
この挑戦は、彼だけのものではありません。
これを見ている子どもたちにとって、「自分にもできるかもしれない」そう思えるきっかけになるはずです。
そして保護者の方にとっても、「子どもの可能性は、環境で変わる」そう感じてもらえるはずです。
グローブハンドプロジェクトは、こうした挑戦を“特別なもの”ではなく、“選択肢の一つ”にしていきます。
一部の才能ある選手だけのものではなく、本気で挑戦したい選手が、正しくチャンスを掴める環境をつくる。
それが私たちの役割です。
有馬選手、いってらっしゃい。ここからが本当のスタートだ。

