前回の続きの内容です。まだの方はこちらからご覧ください。

チャレンジツアーを通して、毎回感じることがあります。
それは、「スキルだけを見れば、日本の選手の方がレベルが高い」ということです。
ボールコントロール、パス、シュートの精度。
この部分に関しては、日本の選手は非常に高いレベルにあります。
これは日々の丁寧な指導や、反復練習の技術の積み重ねによる成果であり、日本の育成の大きな強みだと感じています。
一方で、今回のツアーで見たドイツのアカデミー選手たちには、別の衝撃がありました。
それは、体格とフィジカル能力です。
単純な身長の高さだけではなく、成長した選手の背中の厚み、体の使い方、当たりの強さ。
明らかに、「この先の成長を前提とした身体」になっていました。
この差は、ジュニア年代ではそこまで大きく見えないかもしれません。
しかし、シニア世代になったときに、この差が一気に表面化します。
※実際に2024年のパリ五輪で日本代表がドイツ代表と対戦した時に大敗してしまいました。さらに内容には圧倒的な差があったと感じています。
ここで重要になるのが、育成の順番です。
日本は、早い段階でスキルや戦術の完成度を高めていく傾向があります。
一方で、ドイツでは身体的な発達やフィジカルの土台づくりにしっかりと時間を使う。
その結果、
ジュニアでは日本が上に見え、
シニアでは欧州が上に見える
という構造が生まれていると感じています。
だからこそ重要なのが、ジュニア期のフィジカルへの取り組みです。
ここでいうフィジカルは、単なる筋力トレーニングではありません。
発達段階に応じた身体の使い方、
姿勢、バランス、
ケガをしない身体づくり。
こうした“土台”への投資です。
そしてもう一つ重要なのが、
判断力の育成です。
特に、
相手を見てプレーを変える力
試合終盤での集中力
状況に応じた選択
これらは、単なるスキル練習では身につきません。
試行錯誤の中で育つものです。
スピードやテクニック、戦術理解といったものは、
身体的な発達や思考力の成長に応じて、後からいくらでも伸ばすことができる。
これは現場を見て強く感じたことです。
だからこそ、ジュニア期に何に時間を使うのか。
この選択が、数年後の大きな差につながっていきます。
日本の育成には、技術を丁寧に積み上げる素晴らしさがあります。
その強みを活かしながら、
身体の発達
判断力の育成
この2つをどう組み合わせていくか。
ここがこれからの育成において、非常に重要なテーマになると感じています。
だからこそ、この夏に向けて「ある準備」を進めています。
今回お伝えしたような、将来に本当に差がつく育成の考え方や環境を、実際に体感できる機会をつくろうとしています。
詳細はまだお伝えできませんが、今週土曜日に“重大発表”を予定しています。
本気で成長したい選手、そしてその可能性を広げたい保護者の方には、ぜひチェックしていただきたい内容です。
見逃さないようにお待ちください。

