中学ハンドボールは大会で終わり?
先週末、各地でクラブカップの地区予選が行われました。
クラブカップ出場を決めたチームもあれば、惜しくも敗れ、この大会をもって一区切りを迎えた選手も多くいたことと思います。
まずは、ここまで本当にお疲れ様でした。
仲間と積み重ねてきた練習。
勝ちたいという気持ち。
悔し涙。
どれも選手たちにとってかけがえのない経験です。
一方で、大会が終わると多くの選手や保護者の方がこんなことを考え始めます。
- この夏、このままで終わってしまっていいのだろうか?
- 高校でもハンドボールを続けるなら、何か一つ成長できる経験をさせたい。
- 次の目標が見つからない。
実はこの1週間で、ドイツハンドボールサマーキャンプへ新たに2名の選手がお申し込みくださいました。
お二人とも共通していたのは、
「大会が終わってから決めました。」
ということ。
私は、このタイミングで決断されたことはとても自然なことだと思っています。
中学3年生の夏でハンドボール選手は完成するのでしょうか?
私はこれまで何度もドイツの育成現場を訪れてきました。
その中で強く感じることがあります。
それは、
「15歳で選手の可能性を判断するのは早すぎる」
ということです。
中学生はまだ成長途中です。
身体も変わります。
身長も伸びます。
筋力も大きく変化します。
判断力も試合経験も、これから積み重なっていきます。
実際に私がドイツで見てきた選手の中には、昨年は細身だった選手が、わずか1年後には背中や下半身が見違えるほどたくましくなり、トップチームデビューを果たしたケースもありました。
発育発達に合わせたトレーニングを継続した結果です。
だから私は、
「中学3年生の夏の結果だけで選手の未来は決まらない」
と考えています。
高校でも、すぐに試合経験を積めるとは限らない
さらに、日本の育成環境にはもう一つ特徴があります。
中学校から高校へ進学すると、多くの選手は新しいチームでスタートします。
高校1年生では、
- ボール拾い
- 声出し
- チームのサポート
- 先輩中心のチーム運営
など、チームを支える役割を担うことも少なくありません。
もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし競技力という視点で見ると、
高校1年生では公式戦の経験が限られ、接戦の終盤を任される機会もまだ少ない選手が多いのが現実です。
つまり、
身体も。
技術も。
判断力も。
試合経験も。
まだまだ成長途中なのです。
ドイツでは「引退」ではなく「次のカテゴリー」へ進む
ドイツでは、
U15
↓
U17
↓
U19
↓トップチーム
というように、育成が自然につながっています。
大会で負けたから終わり。
中学を卒業したから終わり。
そういう考え方ではありません。カテゴリーが変わるだけです。
だから選手は挑戦を続けます。
15歳で目立たなかった選手が17歳で大きく成長することも珍しくありません。
私は、この考え方から日本も学べることがあると感じています。
この夏を「終わり」ではなく「スタート」に
大会が終わった今だからこそ、次の目標を持つことには大きな意味があります。
それは海外へ行くことだけではありません。
新しい環境に挑戦すること。
新しい考え方に触れること。
自分の可能性を広げること。
その積み重ねが、高校、大学、そしてその先の競技人生につながっていきます。
今年の夏、グローブハンドプロジェクトでは、ドイツから世界トップレベルの指導者を招いた「ドイツハンドボールサマーキャンプ2026」を開催します。
世界基準の育成を日本で体験できる3日間です。
日本の指導を否定するものではなく、日本のこれまでの積み重ねの上に、世界ではどのように選手を育てているのかを知ることは、お子さんの可能性を広げるきっかけになるはずです。
もし大会が終わり、
「もっと成長したい。」
「高校につながる夏にしたい。」
そう感じているなら、ぜひ一度ご検討ください。
大会の結果で終わるのではなく、その先の可能性を広げる夏にしてほしいと願っています。
▼ドイツハンドボールサマーキャンプ2026 詳細・お申し込みはこちら
https://globehandproject.com/summercamp

