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なぜ日本の中学生は守れないのか|育成年代に必要なハンドボールの守備指導

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ハンドボールの試合で、こんな場面を見たことはありませんか?

「もっと足を動かせ!」
「声を出せ!」
「簡単に抜かれるな!」
「気持ちで守れ!」

もちろん、守備において気持ちは大切です。

最後の一歩を出すこと。
体を張ること。
仲間のために戻ること。

これらは、ハンドボールにおいて絶対に必要な力です。

しかし、私は最近強く感じています。

日本の育成年代、特に中学生年代の守備指導は、まだまだ「気合い」や「根性」に頼りすぎているのではないか、と。

守備はセンスではなく、教えられる技術である

ハンドボールの守備は、ただ頑張ればできるようになるものではありません。

相手との距離。
足の運び方。
体の向き。
抜かれない立ち位置。
2対2での受け渡し。
隣との間合い。
相手エースへの対応。
ボールの位置による判断。

これらはすべて、明確に教えることができる「技術」です。

しかし現場では、どうしても守備は後回しになりがちです。

攻撃練習は楽しい。
シュート練習は盛り上がる。
1対1もわかりやすい。

一方で、守備は地味です。選手たちも露骨につまらなそうな顔をしますw

しかも指導する側にとっても難しい。

だからこそ、守備が「頑張れ」「声を出せ」「もっと寄れ」で終わってしまうことが少なくありません。

なぜ中学生年代で守備指導が重要なのか

中学生年代は、ハンドボール選手としての土台が作られる大切な時期です。

この時期に守備の考え方を身につけているかどうかで、その後の成長は大きく変わります。

特に重要なのは、守備を「やらされるもの」ではなく、「理解して行うもの」に変えていくことです。

なぜ、その位置に立つのか。
なぜ、今は前に出るのか。
なぜ、今は下がるのか。
なぜ、隣の選手と連携する必要があるのか。

この理解がないままプレーしていると、選手はいつまでも感覚だけで守ることになります。

そして、相手のレベルが上がった時に守れなくなります。

強い相手、速い相手、判断の良い相手と対戦した時に、ただ頑張るだけでは限界が来ます。

だからこそ、育成年代から守備を理論的に学ぶ必要があるのです。

ドイツでは守備をどのように考えているのか

ドイツのハンドボールを見ていて感じるのは、守備をとても大切にしているということです。

ただ激しく当たる。
ただ前に出る。
ただ走る。

そうではありません。

相手をどこに追い込むのか。
どのタイミングで接触するのか。
どのスペースを消すのか。
どこで仲間と協力するのか。

守備が、非常に論理的に整理されています。

そして、選手たちはただ言われた通りに動くのではなく、自分で状況を見て判断します。

これは一朝一夕で身につくものではありません。

育成年代から、守備を「考えるもの」として積み重ねているからこそできるのだと思います。

「気合いで守る時代」は終わった

もちろん、気合いは必要です。

でも、気合いだけでは守れません。

根性だけでは、判断の良い相手を止められません。

走るだけでは、組織的な攻撃を崩せません。

これからの育成年代に必要なのは、

守備を技術として教えること。
守備を戦術として理解させること。
守備を通して、選手の判断力を育てること。

だと考えています。

守備が変わると、チームは変わります。

失点が減るだけではありません。

選手同士の会話が増えます。
仲間を助ける意識が生まれます。
相手を見る力が育ちます。
試合全体を理解する力が高まります。

守備は、ハンドボール選手としての土台を作る重要なテーマです。

世界基準の守備育成を日本で学ぶ機会

2026年7月28日、愛知県蒲郡市にて、ドイツハンドボールサマーキャンプ2026指導者講習会を開催します。

今回のテーマは、育成年代における守備指導です。

講師は、ドイツ・ブンデスリーガ1部での監督経験を持つヴェリミール・ペトコビッチ氏。

世界トップレベルの現場で培われた守備の考え方を、日本の育成年代の指導者が直接学べる貴重な機会です。

対象は、ハンドボール指導者、部活動顧問、クラブチーム指導者、育成年代の守備指導に課題を感じている方です。

「守備をどう教えればいいかわからない」
「失点が多くて悩んでいる」
「選手に考えて守れるようになってほしい」
「世界基準の育成を学びたい」

そんな指導者の方にこそ、ぜひ参加していただきたい講習会です。

最後に

日本の中学生が守れないのは、選手の能力が低いからではありません。

守備を学ぶ機会が、まだまだ足りないだけです。

守備は変えられます。
選手は変わります。
チームも変わります。

そのために必要なのは、指導者自身が学び続けることです。

気合いで守る時代から、理解して守る時代へ。

世界基準の守備育成を、一緒に学びませんか。

【7月28日開催】
ドイツハンドボール指導者講習会
テーマ:育成年代における守備指導
会場:蒲郡市民体育センター
対象:ハンドボール指導者・部活動顧問・クラブ指導者
講師:ヴェリミール・ペトコビッチ氏

サマーキャンプ指導者講習会申し込みはこちら

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