日本とドイツでは、実際のプレー面でも大きな違いがあります。
例えば日本では、
・小柄でも速い選手
・1対1で突破できる選手
・走れる選手
が評価されやすく、育成世代でも、バックプレーヤーが中央から攻めてずらし、最後にウィング(サイド)で仕留めるような
ハンドボールが多く見られます。
もちろん、これは日本人選手の特徴を活かした素晴らしいプレーでもあります。
一方で、ドイツでは大柄な選手が多く、14歳で190cm台、17歳で200cmを超える選手も珍しくありません。
そのため、育成世代からPV(ピボット)を使った攻撃を当たり前のように行います。

つまり、
・PVを使う練習をする
↓
・PVを守る練習が増える
↓
・コンタクトの中で守る力が育つ
という環境が、ジュニア年代から自然に積み重なっています。
ただし、PVを使ったプレーは難しいため上達にはたくさんの失敗と時間がかかります。
日本では、トーナメント方式の大会のため、失敗しづらくて効率よくウィングで得点を取るプレーが好まれる傾向にあります。
しかし、育成世代でPVを使う機会自体が少なくなるため、世界基準の大きく強いPVと対戦した時に、
・どこを守ればいいのか
・どの距離感で守るのか
・いつ身体を当てるのか
といった“経験値”そのものが不足しやすい。
私は、この“育成環境の差”が、
世界・ヨーロッパとの強豪との差に繋がっているように感じています。
もちろん、日本の育成が悪いという話ではありません。
日本には日本の強みがあります。
ただ、世界と戦うことを考えた時に、
「どんな環境で育つか」
は非常に重要です。
今回の指導者講習会では、単なる練習紹介ではなく、
・なぜその育成が行われているのか
・なぜその考え方が世界基準に繋がるのか
・日本の現場にどう落とし込めるのか
まで含めて、
実際のトレーニングを通して学んでいきます。
世界基準の育成を、
実際の現場で学べる貴重な機会です。
気になる方は、ぜひ現地で体感していただければと思います。


